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鈴木茂の「Snow Express」を演りたいというリクエストがベースから届いたので、アルバム『BAND WAGON』を引っ張り出して聴いているのだが、詞と曲(メロディ+サウンド+リズム)の各イメージが、ここまで乖離しているアルバムって、空前絶後だよなあ。
ということを、初めて聴いたときにも思ったものでした。
この当時の松本隆の詩は宮沢賢治から遊離して、純文学(あるいは四畳半青春小説)へのベクトルと、南佳隆(の『摩天楼のヒロイン』)へと結実する“シティポップス”(あるいは現マガジンハウス的風景)へのベクトルとが渦を巻いているうえ、はっぴいえんどの風景が四散しているってのが、かなりキツイ。その上、大瀧詠一っぽいけど圧倒的に線の細い鈴木茂のボーカルは、リトルフィートの面々が繰り出す粘っこいファンキービートとタメを張れるほどドスが効くはずもなく。
まあ、そこが初々しくていいんだけどさ。
だから、個人的には作詞に松本隆を起用した時点で“ちょっと失敗かなあ”という気が(いまだに)する。いまさらだけど、友部正人とかのほうが面白かったんじゃないかなあ。
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鈴木茂『BAND WAGON』
鈴木茂の「Snow Express」を演りたいというリクエストがベースから届いたので、アルバム『BAND WAGON』を引っ張り出して聴いているのだが、詞と曲(メロディ+サウンド+リズム)の各イメージが、ここまで乖離しているアルバムって、空前絶後だよなあ。
ということを、初めて聴いたときにも思ったものでした。
この当時の松本隆の詩は宮沢賢治から遊離して、純文学(あるいは四畳半青春小説)へのベクトルと、南佳隆(の『摩天楼のヒロイン』)へと結実する“シティポップス”(あるいは現マガジンハウス的風景)へのベクトルとが渦を巻いているうえ、はっぴいえんどの風景が四散しているってのが、かなりキツイ。その上、大瀧詠一っぽいけど圧倒的に線の細い鈴木茂のボーカルは、リトルフィートの面々が繰り出す粘っこいファンキービートとタメを張れるほどドスが効くはずもなく。
まあ、そこが初々しくていいんだけどさ。
だから、個人的には作詞に松本隆を起用した時点で“ちょっと失敗かなあ”という気が(いまだに)する。いまさらだけど、友部正人とかのほうが面白かったんじゃないかなあ。
日本クラウン (2005/05/25)
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