リアルなコトバはぐっとくる件

津田さんのTwitterでシンポジウム「闘論!週刊誌がこのままなくなってしまっていいのか」で登壇した編集長たちの発言が断片としてあがっていたので、読んでいたわけだが。

もはやブランドを確立したので気の利いたアジテーションさえしておけばOKな爺さん連中の発言でもなく、会社の看板を意識して(たのか?)個人的な理想論に走ることもなく、ゴハンに直結した声を読めたのが収穫。

たとえば、これ。

週刊ポスト「週刊誌は売ってナンボ。スクープは何か、それは編集者が決めるのではなく、読者が決めるもの。部数を稼いでいろいろな人に読んでもらう。その中で雑誌ジャーナリズムを読んでもらうという順番だと思う。僕が編集長のときはどうやって売るかということしか考えてなかった」

tsuda@twitter

結局のところ、読者目線で彼らが“なにを欲しているのか”からしか誌面は作れないという当たり前の話をしているのだけれど、これが実は一番難しい。モノは言いようなんだけど「不特定多数のニーズを集約しにくい時代」ともいえるし。だからこそ、Webでなければならない側面があるわけだし。で、最終的に辿り着くのは金とオンナだったりして、それはそれでペテンを全開にしないと、もはやニーズに追いつけないし。

そういう意味では女性週刊誌(とくに「女性セブン」)の先々代編集長に参加してもらうべきだったんじゃないかな。「女はバカだから、これくらいじゃないとダメ」と平気で言うようなヒトだったからなあ。そういうヒトに、今のニーズについてガチで語っていただきたいもんだ。

一方、個人的に一番ヒットしたのはこれ。

週刊金曜日「雑誌は何で買われるか。それは暇つぶし。佐野さんの本は俺も持っているが、佐野さんが連載した雑誌は捨てた。今の暇つぶしは何か。ネットかケータイ。暇つぶしのものとしてやっている以上、雑誌が売れるわけがない。今の雑誌のビジネスモデルは終わってる」

tsuda@twitter

“雑誌暇つぶし説”ってのは、これもまあ、定説っちゃー定説なんでアレなんだけど、たとえばおれらがコドモのころは、電車での移動が主で、しかもその時間がハンパない。だから旅行となるとコドモはトランプを、オトナは花札を旅行バッグに忍ばせていた。もちろん旅館に着いてからのお楽しみではなく、移動中の暇つぶし。

長距離移動の時間をうっちゃってくれる王様がトランプ(花札)であれば、自宅から会社程度の移動の暇つぶしの王様は新聞であり週刊誌であり文庫本だった。

それが、まあ、いまや携帯とDSなんだよなあ。たしかに「暇つぶしのものしてやっている(作っている?)以上、雑誌が売れるわけがない」。だからといって“暇つぶし”以外の立ち位置を目指したら、それはもはや雑誌(週刊誌)じゃないような気もする。まあ、それを真剣に考えるところからはじめないと、雑誌(週刊誌)は再起できないわけだけれど。

一方で「再起するにしても出てくる場所は別に紙でなくてもいいじゃん」といってる(っぽい)のが、こちら。

週刊大衆「週刊誌が人々の生活のサイズに合わなくなった。それは紙に刷られたこの週刊誌という形が人々のライフスタイルに合わなくなっただけで、雑誌的な情報、楽しみというものは残るだろうなと思う。なんとしても他誌が倒れても自分のところは新しい時代に備えて生き残りたいと思っている」

tsuda@twitter

雑誌的なコンテンツ(それは単に下世話ということではなく、きちんと企画として練られ取材が行われ文章が推敲され、すなわち“編集”されたコンテンツ)でさえあれば、(それを嗅ぎわけ楽しむDNAは誰にでも必ずあるはずだから)どこのメディアで展開されようがいいじゃん。って感じか。わからんではないんだけど、個人的にはライフスタイルに合った紙メディアを(ドン・キホーテ的に)志向したいとは思う。

田島「今の若い学生は週刊誌なんか見ない。新しい技術を加えていくということが我々の社会には大事。右であれ左であれ、やり方がどうであれ、新しいものを作っていかなきゃいけない。情報を隠したがる部分に切り込んでいって情報を出すというところには応援をする」

tsuda@twitter

そりゃそうなんだけど、だいたい“応援”って言葉ほど胡散臭いものはないんでねえ……。というか、それ別に週刊誌の話でもなんでもないんじゃないかという。ノンフィクション作家が減るというのなら、わからなくはないし、むしろ週刊誌がなくなると、いわゆる取材のあり方とか取材の方法とか取材時の仁義の切り方とかが継承されずに、下手するとクオリティがガンガン下がるという懸念はあるなあ。

で、以下は読んでて思わず笑っちゃったもの。

佐野「雑誌は読者のもの。読者が知りたいことを我々が代表質問する。それはかなりリスキーだし命がかかることもあるがやりがいがあること。さっき暇つぶしという言葉があったが、アミューズメントもエンタテインメントも娯楽と訳すが、両者は違うもの。前者は暇つぶし」

tsuda@twitter

もうね。「読者が知りたいことを我々が代表質問する」ってのが、胡散臭い。まあ、これは“時のヒト”をマイクで取り囲むテレビ映像のイメージが刷り込まれてるせいもあるんだけどさ。カッコいいこと言っちゃうと“読者目線で誌面を構成する”のと“読者の代表として対称に切り込んでいく”のは、レイヤが違うんだよね。切り込んでいくときはやっぱり“個人”だと思うんだよ。だからこそ、多人数の目線が絡み合う雑誌というスタイルが面白かったわけだし。おれにとってはね。

あとさ、細かいことだけど、アミューズメントもエンタテインメントも、基本的には暇つぶしだよ。暇もつぶせないようなエンタテインメントなんて屁の役にも立たない。エンタテインメントに接して暇つぶし以上の感興を得られることもあるから(あったから)、雑誌が賑わったんだ。そこを勘違いすると、

佐野「僕は暇つぶしではなく、エンタテインメントを書いてきたつもり。楽しんで仕事やってないという話があったが、それは今の雑誌が一本調子だよということだと思う」

tsuda@twitter

なんてえ発言になる。

今の雑誌が一本調子かどうかは知らんけど。少なくとも中途半端ではあるなあ。それはきっと“エンタテインメントをやっている”なんていう意識の下で芸のない文章を書き綴っているからじゃないかとかウッスラ思ったり。

『ラピタ』と『Latta』が終わる件

 小学館は9日、月刊誌「ラピタ」を12月発売の09年1月号で、月刊保育専門誌「Latta」を1月発売の09年2、3月合併号で休刊すると発表した。

 小学館によると、「ラピタ」は95年に男性ライフスタイル誌として創刊。02年10、11月に実売部数は約8万5000部を記録したが、07年3月~今年2月の平均実売は約1万9000部まで落ち込んでいた。

 一方、「Latta」は1955年創刊の月刊誌「幼児と保育」を06年3月、新任保育者向け雑誌としてリニューアルして再出発したが、実売部数が低迷。小学館広報室は「少子化の影響を受けた」としている。

 今回の2冊を含めて今年に入ってから小学館の雑誌の休刊は計5誌に上る。「われわれは試行錯誤の真っただ中。出版界全体にアゲンストの風が吹いている」(小学館広報室)と話している。

「<小学館>月刊誌の「ラピタ」「Latta」を休刊へ」(ニュース/国内/YahooJ)

生き残るために必死だなあ。

不採算部門をどんどん切り捨てていかないと、いまや試行錯誤すらできないからなあ。そういう余裕はもちろんのこと、時間もあまりないってのが“(これまでの)雑誌”というメディアの一番イタイところなんだろうなあ。

てゆうか、これまでマガジンハウスの後追いばっかりやってたんだからさ、しょうがないと思うんだよね。どこの大手出版社も。で、カウンターで面白いものが出てきても、彼らの土壌を枯らすことしかしてこなかったんだからさあ。

まあ、土壌を枯らすことにかけては、大手出版社だけではなく、書店もサイテー・サイアクだと思うけどね。このまま雑誌が死滅していくと、街の書店も遠からずほとんど消えるだろうなあ。

とはいえ、「試行錯誤の真っ只中」はともかく、「アゲンストの風」ってのは、どうなんですかねえ。おれなんか平気で、まだ余裕ありそうじゃん、とか思ったりするけど。

JTBがフリーマガジンに挑戦する件

 ガイドブック「るるぶ」シリーズなどの出版・販売を手がけるJTBパブリッシング(新宿区払方町)は9月1日、街頭配布型の月刊フリーマガジン「At Once(アットワンス)」を創刊した。

「「るるぶ」の出版社が初のフリーマガジン-40~50代男性向け」(ヘッドライン/市ヶ谷経済新聞)

ということですけど、どうなんでしょうかね。

 40~50代の男性をメーンターゲットとする同誌は、「大人の男の知性、理性、感性を刺激する」をコンセプトに、仕事を離れた時間に役立つ「衣・食・住・遊・知」などの情報を発信。

なんとなく、この時点でアウトなような気がするんだよなあ。最近富みに。

方向性としては『R25』の“オトナ版”ってとこなんだろうけど、読者ターゲットが40~50代だと、雑誌が成り立っているところのバックロジックが(好むと好まざるに関わらず)透けて見えちゃって、「で、結局、おれからさらに金を搾り取る気?」という感じしかしないのではないかと。カード会社が送ってくるクオリティマガジンのほうが、「もっとカードを使ってください」というバックロジック(というか成立しているところのメッセージ)に忠実である分、潔くていいんじゃね? というか。

 創刊号では「HOME 共に歳を重ねてきた家」をテーマに、建築家や彫刻家、音楽家など各界の著名人の自宅を紹介。創刊号の表紙を飾る俳優・唐沢寿明さんの巻頭グラビアやロングインタビュー、飲・食・住居・車・ファッション・エンターテインメント・旅・環境(エコ)などの幅広いコンテンツのほか、椎名誠さんや山本益博さん、片岡義男さん、北川れい子さんなどのエッセーやコラムも連載する。

エッセー陣はちょっと面白そう。この際だから文春がノってる時期に抱え込んでいたエッセーストやコラムニストをガンガン放り込んだほうが(お金はかかりそうな気もするけど)いいんじゃないかな。少なくともおれはうれしい。

引用元の記事では、「同社初の「街頭配布型(ラック設置方式)」となる今回は、配布場所にもターゲットを考慮した」とあるけれど、それはまあ、当然なんでねえ。とはいえ、「専用大型ラックを設置する」というあたりに、意気込みを感じます。毎号10万部かあ。

ちなみに編集長は高山博行という方。50代男性を対象としたフリーマガジン『GOLDEN min.』の編集長だった方だそうですが、どちらも寡聞にして知らず。申し訳ない。繰上和美撮影の表紙はモノクロで俳優やアーティストを起用するそうで、創刊号は唐沢寿明。『20世紀少年』ですな(と思考するあたりが、我ながら貧しいなあと思う)。

ほんで、最終ページに旅行クーポン券がどーんと入ってたら、かなり笑うんだけどなあ。まあ、そうはならないことを心からお祈り申し上げます。

そういや、“コラムニスト”なんて言葉を使うのは何十年ぶりだろう? アート・バックウォルドみたいなコラムニストがいなくなってしまったのは、日本の土壌が貧しかったからか、それとも……。

『BOAO』と『GRACE』が休刊する件

 「BOAO」(マガジンハウス、発行部数約7万部)と「GRACE」(世界文化社、同5万6000部)は3日、11月発売の12月号で休刊することをそれぞれ明らかにした。

 平成16年9月創刊の「BOAO」は20代後半から30代前半、昨年3月創刊の「GRACE」は主に40代をターゲットに刊行してきたが部数、広告収入が低迷していた。「GRACE」は今後、臨時増刊号をファッション、美容に特化して刊行、来年秋の再創刊を目指すという。

「「BOAO」と「GRACE」が休刊へ」(ニュース・経済/Yahoo!J)

おぉ『BOAO』がついに! 鳴り物入りではじめたのになあ。まあ雑誌の創刊は、大なり小なり鳴り物入りだけどねえ。ちんどん屋こそださないけどさあ。

つっても『GRACE』は知らなかったー。おれなんかターゲット的にどんぴしゃなんだけど、なにしろその類の雑誌は最初から手にしないもんなあ。つか、こういう世代別ターゲットちうのは、もはやダメなんじゃないかと思うんだよなあ。周りを見渡しただけでも串刺しにできるテーマがないと思うんだけどね。そういうのは編集部内で声が上がらないのかな。あがらないか。似たようなジェネレーションカット雑誌もいつまで持つのかなあ。地デジが始まるころには全滅かもしんない。

あと、やっぱり現状の雑誌ビジネスモデルってのは、(公称)4~5万部くらいが下限なのかな。ここを分水嶺に広告営業部隊が苦闘することになると考えると、いろいろ見えてくるものがあったりなかったり。ただまあ、実際問題として、ダイレクトに届くであろうニッチ雑誌はともかく、一般向け紙メディアに広告を出すってのは、相当儲かってないとできないことだもんなあ。トヨタですら広告出稿を縮小する時代だし。時代っつたらマズイか。

『ロードショー』休刊の件

 集英社は1日、映画専門誌「ROADSHOW(ロードショー)」を11月21日発売の09年1月号で休刊すると発表した。同誌は72年3月創刊。内外の映画スターの写真や独占インタビューなどを掲載して人気を集めてきた。映画情報をインターネットなどで集めるファンが増え、部数や広告収入が減ったことが休刊理由。創刊時の部数は21万8000部、最高35万5000部を記録(83年2月号)し、最近は平均5万部だった。

「<集英社>映画専門誌「ロードショー」休刊へ」(ニュース・国内/Yahoo!J)

『月刊現代』休刊に続いて『ロードショー』も休刊ですか。

まあ『月刊PLAYBOY』同様、米国俳優/女優を消費するのに、いまさら『ロードショー』でもなかろう、という見識があってもいいような気もするけどね。ただ、こうして保存可能な資料とか、多様性を知る手軽な機会が失われるというのは、ある意味、不幸の始まりのような気もする。『シティロード』を筆頭とする情報誌の地盤沈下でも思ったことだけどね。

今後のスタイルは深く狭くそれ以外は無知という、ある意味、ヲタク度を高めてゆくことになるんだろうなあ。てことは、“おばあちゃんの知恵袋”的今北産業型情報がメインストリームになるのではないか。

喜ぶべきことなのか悲しむべきことなのか、よくわからんけど。

で、次はどこですか?

『月刊現代』が休刊する件

 講談社発行の月刊誌「月刊現代」が休刊することが30日わかった。読者が高齢化し、部数低迷が続いたことなどが理由という。同社は1日にも発表する。

 インターネットの普及で、紙媒体の読者離れが進み、月刊誌だけでも5月に「主婦の友」(主婦の友社)が休刊。「論座」(朝日新聞社)が9月、「PLAYBOY日本版」(集英社)が11月に休刊する。

 関係者によると、現代の休刊は講談社の幹部が8月下旬に編集部員に伝えた。10月1日発売の11月号が最終号となる見通し。「読者の高齢化に伴い部数減が続いたため休刊を決めたようだ」(関係者)という。

 同社は週刊誌「週刊現代」、写真週刊誌「フライデー」の編集態勢も見直す予定で、11月までに結論を出すもようだ。

 「月刊現代」は昭和41年12月創刊で、日本雑誌協会公表の発行部数は8万5833部(平成18年9月~19年8月の平均)。「早耳・空耳・地獄耳」「音羽人事観測所」などの名物連載がある。話題となった記事も多く、17年9月号ではNHKの番組改変問題をめぐる「『政治介入』の決定的証拠」と題する記事を掲載した。

「月刊現代が休刊 講談社 部数減、11月号で」(ニュース・国内/Yahoo!Japan)

『月刊現代』が休刊するってこと以上に、まだ続いてたんだ感のほうが強いんですけどね。この雑誌については、中学生のころから「誰が読んでるんだろう?」と思っていたけど、結局、誰が読んでたのかはわからずじまいで視界から消えてゆくんだなあ。

『週刊現代』は、まだバカ企画が出そうなので温存できると思うし、『月刊現代』の編集部とうまくマージできれば、より硬派なネタも含めた大人(あるいはオッサン)の週刊誌となれるような気もするけど、『フライデー』はどうなるのかなあ。ジャニーズが強大になりすぎているので、ちょっと(存続を含めた)方向性を考えなければならないかもだなあ。パパラッチはおれも大嫌いだけどさ。

でも、そうなると、安田理央が指摘しているように、ちゃんと金をかけたエログラビアが生き残る道がまたひとつ減るわけで。『SABRA』一人勝ちですかね。今後は。

露出メディアが減ることのデメリットは、露出したい側の競争の激化と、露出システムの隠蔽化が進むこととなって現われてくるはずだから、なんというか、今後はいろいろややこしいことが膿となって溜まってゆくのだろうな。

いやな渡世だよ。まったく。

『PLAYBOY日本版』が終了する件

あれー。

 集英社は1日、月刊誌「PLAYBOY日本版」の出版を11月発売予定の09年1月号を最後に終了すると発表した。

 日本版は75年に創刊。ウサギのロゴで知られる男性向け雑誌で、創刊直後は発行部数が90万部を記録したが、インターネットや携帯電話の普及などもあり部数が低迷、最近半年間の平均発行部数は5万5000部となっていた。

「<月刊PLAYBOY>09年1月号で休刊 部数が低迷」(ニュース・国内/YahooJ)

そーですかー。「PLAYBOY日本版」は終了ですかー。

とはいうものの、いわゆる“プレーボーイ”といえば、日本ではむしろ「週刊プレーボーイ」だからなあ。月刊のほうは高級感一杯だったけど、パツキンのおねーちゃんにはあまり欲情しなかったからなあ。

高校の頃の同級生に「理想の女性はマリリン・モンロー」と公言するヤツがいて、どういう家庭環境に育つと、そういうことになるのかいまだにナゾなのだけれど、そういう(おれにとって)ナゾな環境に育たない限り、パツキン・グラマラスな女性満載の「PLAYBOY日本版」は用がなかったといえるわけだし、当時よりもパツキンが身近になった昨今では、紙よりJPGのほうが用を足しやすくなってるしなあ。

かといって、いまさら正月特大号に家計簿つけてみたりしても読者層は異なるし、あくまでも20代~30代男目線だから、ちょいワルには乗れないし。ヘタすりゃ昨今の日本人女子のほうがスタイルいいし、なによりも挑発的かつ挑戦的なアングロサクソン系に比べて、愛嬌があるのはアジア系だし、“癒し”がキーワードになるほど体力が落ちているニッポン男子にとっては、狩りより農耕のほうがいいんだろうな。

もっとも、部活だけでは溢れる性欲を処理できず、同い年の女の子を襲っちゃう野球部員もいるようなので、狩り系も散見されるわけですが。

ただまあ、例のウサギのマークの著作権管理をディズニー並に強化していけば、珍走団の皆さん御用達のカーショップとか893屋さん御用達の洋品店とかからの上納金で、損失補填はできそうな気がします。

今もなお、内村さまぁ~ず

「内村さまぁ~ず」の特集を読みたくてQuick Japan78(Vol.78)を買ったわけだが、1ページ目からじっくり読んでいたら、22ページ目で止まってしまい先に進めないという大トラップにはまる。

クイック・ジャパン78 (Vol.78)
青山テルマ 内村さまぁ~ず
太田出版

[追記]

しかし、条件の年齢項目で辛くも蟻地獄から脱出。

先に進みます。とりあえず、青山テルマ(ってだれ?)。

『広告批評』が休刊の件

いまさらで大変恐縮なのだけれど。これはあれかね、エイプリルフールのネタなのかね。それともマジ?

なんにせよ、1年前から予告するってのはすごいな。どうにも。まあ、残務処理はやりやすいだろうし、これに釣られて「最後の1年分は揃えておくか」なんていうヒトビトもいるかも知れず(各種最終号の売れ行きを考えると)。

それにしても創刊30周年かあ。

随分な年月が流れたものだなあ(遠い目)。

『まりか』創刊の件

4月28日、女性コミック誌「マリカ」を創刊する。30〜35歳のOL・主婦をコア読者にして、フジテレビと連動したドラマ・アニメ化を図る。3月17日にはホームページ「マリカ通信」を開設。掲載翌月にはケータイでの有料配信も計画している。創刊号の発行部数10万部、360頁。創刊特別定価390円(通常定価450円)。コミックは1992年に創刊した「かれん」以来、12年ぶり。

「扶桑社、12年ぶりにコミック創刊へ」(新文化 ONLINE)

あれ。『かれん』創刊が1992年なら、『まりか』は16年ぶりの創刊じゃね? というポイントはスルーの方向で。

創刊当時はフジテレビのCM枠を使いまくって死ぬほど宣伝して、世の雑誌編集者をうらやましがらせたものだったなあ(遠い目)。今回のプロジェクトはコンテンツからまるごと自社で抱え込もうという算段なんだろうな。まあ、そうじゃないとこれからは厳しいかもしれない。

もっとも、そんな“あとがない(悲壮感いっぱい)”というわけじゃなくて、“うまくいったらおなぐさみ”程度だとは思うけどね。コンテンツライトをも抱え込む方向を模索するというか。

作ったら終りから、作った後のことも考えるという、“アプリケーションライフサイクル”みたいなことも視野に入れないと、これからはいろいろと難しいだろうなあ。

『ダカーポ』休刊の件

ダカーポは、この620号をもって、しばらく休刊することになりました。長い間のご愛読をどうもありがとうございました。

「ダカーポ」(マガジンハウス)

2007年12月5日発売号でいったん休刊。時間の問題だろうなあ、とか対岸で眺めていたわけだが、やはり休刊となると感慨ひとしお。

実売で5万を切って、あの価格(290円)。しかも伝え聞くところによれば社員編集者が6人で常駐型フリーランス(ライターおよび編集者)が20人なら、ほとんど人工心肺で生かされているも同然か。

で、その“人工心肺代金をどこから捻出するか”を雑誌作りの中に戦略的に取り込んでおかないともはや雑誌は作れないというのが常識なわけだが、それはそれで、老朽艦を沈ませないためにイージス艦やら補給艦やらを引き連れた、結果的にコストに見合わない大船団を組織するか、あるいは、それこそ特攻野郎Aチームのごとき(あるいはチャーリーズエンジェルのごとき)超人数名によるゲリラ部隊を組織するしかない。

要するに、現状から導き出されるセオリーを満足する組織作りは(少なくともおれの周囲では)不可能ということになる。なにしろ、おれが足を引っ張るからだ。おれがチャーリーになって、3人のエンジェルを操るという可能性も無きにしも非ずだが、おれにはカリスマ性が皆無なので、あっという間にエンジェルたちは転職してしまうだろう。悲しいのう悲しいのうWWWWW。

というわけで、新たな常識を考案中なのだが、果たして今世紀中に発見できるのか、やや不安ではある。

休刊の一誌

諸般の事情により『コミック・ガンボ』は第48号(12月11日号)をもちまして休刊いたします。

読者の皆様をはじめとして、多くの関係者にご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます。創刊以来約1年と短い期間ではありましたが、ご愛読いただき誠にありがとうございました。

「コミック・ガンボ」を応援いただいた皆様に深く感謝いたします。

「読者の皆様へ『コミック・ガンボ』編集部からの重要なお知らせ」(プレスリリース/DIGIMA)

さようでございますか。

一冊も目にしないうちに消えてしまうってのは、ちょっと悲しい。一冊くらい入手しておけばよかったなあ

その一方でジャンプスクエアは完売しているわけだから、やっぱり(というか当たり前なんだけど)値段じゃないのよね。出回っている言説を単純に信じれば、読者層を構成しなおして最適化したということになるんだろうけど。

でも、読者層を構成しなおすってのは、かなりスゴイことなんだぜ? 手持ちのデータをすべて破棄するってことだからね。

それができるかどうかってのが、メディアの今後を左右しそうな気がするな。

まあ、いまさらですけどね。

「ネットランナー」休刊について

ソフトバンククリエイティブは8月2日、ネット情報誌「ネットランナー」(月刊)の休刊を決めたことを明らかにした。10月6日に発行する11月号が最終号になる。「ブロードバンド普及に伴ってWebが発展し、ネットランナーが担ってきたWeb1.0時代の使命が終わったため」としている。

ネットランナーは1999年9月に創刊。P2Pソフトの活用法やネット上の話題などを掲載し、2002年のピーク時には20万部を発行していたいが、直近では8万部に減っていた。

「「ネットランナー」休刊へ」(ITMedia News)

そうですかあ。いろいろ感慨深いものがありますなあ。

てゆうか、

「ブロードバンド普及に伴ってWebが発展し、ネットランナーが担ってきたWeb1.0
時代の使命が終わったため」

って、ちょっとカッコいいなあ。あと、もうちっとすると、夜腐屋で「中華キャノン」プラモデルが高値で取引されそうなので、今のうちに何とかしておくとよい思った。何とかできるものであれば。

ネットランナーは1999年9月に創刊。P2Pソフトの活用法やネット上の話題などを掲載し、2002年のピーク時には20万部を発行していたいが、直近では8万部に減っていた。

「「ネットランナー」休刊へ」(テクノロジー総合/Yahoo!japan)

ピークで22万部かあ。8万部でもこの状況下ではかなりのものなんだけどねえ。先が見えない(好転する兆しが見えない)ってのが、一番の理由なんだろうな。

曰経PC21の逝去が秒読みな件

ウソかホントか判然としないので、眉毛に唾をつけて読んでいただきたいのだが、どうも曰経BP社の雑誌『曰経PC21』が、次号をもって休刊するという。

曰経PC21のサイトには、当然、そのようなことは一切載っていないわけだが、事情通の話によると、そういうことになっている。

というわけで、以下、休刊することを前提に油を売る。

とりあえず、なんでかねえ? プログラミングとかゴリゴリの技術関係雑誌なら“さもありなん”なのだけれど、「ビジネスマンのパソコン誌、必ず使える必ずわかる」を標榜する、いわゆるコンシューマ向け雑誌としては、まだまだ広告も実売部数も(このご時世では)十分OKなはずなんだけど。

考えられるのは、記事をOffice 2007中心にすると読者が離れ、かといって旧バージョンだとネタがないし「もうこの際、やめちゃおうよ」という流れ。このバリエーションで、NHKが“官公庁がOffice製品を締め出し”なんてニュースを打って、もちろんそれは誤報で総務省はその報道を否定したけれど、でもほかならぬその総務省からリリースされている「中立的な調達仕様の例」では、「別調達で調達することが決まっているソフトウェアの明示による仕様の明確化」として、

オフィスソフトウェアの調達(第○○○号)で調達が決まっている OpenOffice.org バージョン1.1 が動作するパーソナルコンピュータ及びオペレーティングシステム。

512MB 以上の主記憶装置、20GB 以上の容量を持つ磁気ディスク装置、20 倍速以上のCD-ROM 装置、100baseT のネットワークインタフェース及びUSB インタフェースを内蔵すること。

OpenOffice.org バージョン1.1 を用いて、20MB 以上のサイズを持つ文書ファイルの読込み処理が15 秒以内に終了するだけの性能を有していること。

「情報システムに係る相互運用性フレームワーク」(報道資料/総務省)

などとあったりするから、「もうこの際、やめちゃおうよ」という流れも考えられる。

あるいは、もっと根源的に、いまやビジネスツールで欠かせないのはPCよりも携帯じゃね? ビジネスで恥ずかしくないデコメの特集とか組みたくね? でもPC中心だとちょっと厳しいから「もうこの際、やめちゃおうよ」。

あとは『曰経クリック』との抗争に敗れたからとか。そんな抗争があ{った|る}なんて話はついぞ聞かなかったが。

まあ、いずれにせよ、PC関連雑誌の苦難の道は続くわけです。ははは。

ところで、先にあげた「情報システムに係る相互運用性フレームワーク」ってのは、読めば読むほど面白いなあ。

マイではじまってクロソフトで終わる外資系会社に勤務されていて、なおかつデータベース関連商品を売って回っている方は、「中立的な調達仕様の例」における、「商標名等を使用した要求要件の例」のデータベース関連を見るといいと思う(39ページ)。

やっぱり、意識の上ではSQL Serverじゃなくて、相変わらずAccessなんだよ、きっと。

最近のショコラジェンヌはどうなっておるのか

ところで、ここで創刊案内をした「ショコラジェンヌ」ってのは、いまどうなっておるのか。

リファラに「ショコラジェンヌ 休刊」なんてのが残っていたので、ついうっかりファミマ・ドット・コムで調べてみたら、昨年の12月に19号が刊行されているようだ。

とはいえ出版社は、

  • 枻出版社
  • 伊藤忠商事
  • ぺんぎん書房
  • 伊藤忠商事
  • アスキー

という微妙な変遷が香ばしさを醸し出している。版型もB5変形からA4変形に替わっているので、もしかすると同じタイトルの別の雑誌という気がしなくもないが、Volが連続していることと同じ出版社における版型の変更なので、たぶん同一雑誌だろう。てか、なにやってんだ。アスキー。

サブタイトルも「愛して、働いて、美しく」などという、なんだかよくわからないことになってしまった陰にイトウタダシさんを感じるワタシは、ただのスレッカラシなのであった。

暮らしが消えた世界の「暮らしの手帖」

1948年の創刊以来、総合生活誌として発行を続けてきた老舗雑誌「暮しの手帖」(暮しの手帖社刊)が新編集長を迎えるにあたり、リニューアル第1号の発売を記念したトークイベントを渋谷パルコの書店内で開催する。

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最新号では電化製品や日用品などを誌面上でテストする定番企画「商品テスト」をはじめ、作家・立原道造(1914-1939)の論文に登場する「ヒヤシンスハウス」の特集、味噌汁・おにぎりの紹介記事などを掲載する。

「暮しの手帖」新編集長に中目黒・古書店オーナー、イベントも」(ヘッドラインニュース/シブヤ経済新聞)

母親が買ってくる「暮らしの手帖」を、彼女が読むよりも早く読了していたのは、今にして思えば、おそらく花森安治のレイアウトが心地よかったからだと思う。だって、そこで取り上げられているテーマはほとんどおれの半径3メートル内には存在しなかったからね。

たとえば冷蔵庫や洗濯機といったシロモノを調査/検証する記事は、その検証過程や結果よりも、対象物品の写真やその配置、そして物品が持っている本質的な美しさに惹かれて読んでいたんだと思う。

あの雑誌は、「美しい暮らしの手帖」という誌名どおり、暮らしを“美しくする”ことがすべてだったわけで、だから記事で低い点をつけられた商品も、均しく美しく見せてるという姿勢が、子供心にも気持ちよかったんだろうな。

その姿勢は「室内(旧木工界)」も同じで、要は、

商品を使うのは、さまざまな歴史(や文化)をもったいろいろなヒト

という視点に帰着するような気がする。

洗濯っちゃー洗濯なわけで、そこに必要なものは限られるし、炊飯器っちゃー炊飯器なんだよね。それを使うにあたって、各自が背負っているさまざまな文化の差異を低減するか、これまでの手法以上にキレイに(あるいは美しく)なるか、を提示してきたわけで。

まあ、裏を返せば「使うヒトはそれほど大差ない」ということになるんだろうけど。

では、イマはどうかというと、……正直どうなんだろうね。相変わらず下水管に目鼻で大差ないような気もするし、そもそも“暮らし”って、まだあったっけ、てな感じがする。

なんつったってニンテンドーDSのレシピで肉ジャガ作って、それが“おふくろの味”なんだから。コンビニゴハンが家庭料理より浸透していて、おいしい家庭料理は高い金払って店で食う時代なんだから。どれだけ優秀な冷蔵庫でも、野菜室に半年間放置したネギは腐るっつーの。

それはもちろん、おれの半径2メートル程度の話なのかもしれないけれど、なんというか「“暮らし”って、こんな感じでいいよね?」という、おっかなびっくり感を、いろんな会話から受けてしまうわけですが、それはおれの感受性が高いからなのかおれがダウナーだからなのかは、よくワカラナイ。

どうせなら、コメの国内生産高と詳細な成分調査や、魚介類の輸入分布と詳細な成分調査や、ミネラルウォーターの国内販売分布図と詳細な成分調査とかを載せると、面白いかもしれない。

いやむしろ、建物/不動産関係のほうがいいかもしれないな。“暮らし”という意味では。あるいは繁華街における不動産所有者(社?)の国籍調査とか。

まあしかし、立原道造じゃ、確実にボツでしょうけど。

“無料”の波が押し寄せている件

日本初の無料週刊マンガ誌「コミック・ガンボ」が16日創刊し、午前7時半からから東京都内各地で配布された。JR秋葉原駅前では黄色いスタッフジャンパーに身を包んだ配布スタッフが、通勤通学客に手渡しで配布し、予定より約2時間早い午前9時に配布を終了した。

「コミック・ガンボ」はベンチャー出版社の「デジマ」(東京都千代田区、甲斐昭彦社長)が創刊した無料の週刊マンガ誌。20~40代の男性をメーンターゲットに、約10万部を発行。JR山手線のターミナル駅を中心に東京都内と、横浜、川崎、大宮、千葉などで毎週火曜日と水曜日の午前7時半からと午後4時半からの1日2回配布する。掲載される作品は、創刊号の表紙も担当した「東京大学物語」などの江川達也さんの「坊っちゃん」(夏目漱石作)や、「龍(ロン)」の村上もとかさん、「Y氏の隣人」の吉田ひろゆきさんらの作品計13本。作品はウェブと携帯サイトで配信。郵送も受け付けている(送料は必要)。

「コミック・ガンボ:初の無料マンガ誌が創刊」(エンターテインメント/Yahoo! Japan)

いやあ、ついに漫画雑誌も無料ですか。そうですか。

それにしても、収益でるんかね? ラック差しで「ご自由にどうぞ」形式ではなく、手渡しによる配布みたいだし、作家陣は、江川達也/村上もとか/吉田ひろゆき/板橋しゅうほう/カネシゲタカシと、結構なメンツだし。

まあ、B5版230ページのうち200ページが漫画のようなので、あとは広告になるんだろうけど、現状の漫画雑誌の実売部数を(手渡しによる動線確保ができているとはいえ)超えることができるんだろうか。

試みとしては、吉本興業の「コミックヨシモト」に比べると、断然オモシロいので、支持したいわけだが。

この日はJR秋葉原駅前のほか渋谷、新宿、池袋などで午前7時半から一斉に配布が始まったが、各地で予定より早く配布が終了し、“完売”状態だという。甲斐社長は、「感無量だが、来週ももらってもらえるかが大切。早く感想が聞きたい」と話していた。同日夕方と17日朝も都内各地で配布する予定。

「コミック・ガンボ:初の無料マンガ誌が創刊」(エンターテインメント/Yahoo! Japan)

たしかに来週どうなるかですわね。あたくしも“早く感想が聞きたい”。そんなまだるっこしいこといってないで、1冊もらって来いよという話なのだが、なにしろ、おれには漫画を読む習慣がないもので。

iモードユーザー対象の“雑誌”調査

iモードユーザーに雑誌にまつわる質問をした結果。対象が“iモードユーザー”というのが、若干微妙な気がしますが、まあ、時代は携帯ですから。

ちなみに、リンク先はPDFです。

『Make』日本版

Make: Technology on Your Time Volume 01
オライリー・ジャパン(編)
2006年08月31日 発売予定
176ページ
定価1,575円
ISBN4-87311-298-2
原書: Make: Technology on Your Time Volume 01

「モノ」を作り出すテクノロジーが現在のPCと同じように安価に手に入り、専門的な知識がなくても自分の作りたいものを容易に作ることができる時代が近づいています。

[snip]

その中心をなすのは実際に手を動かして楽しむ「プロジェクト」の紹介。安価な材料や中古製品を利用して、実用的な「モノ」を作る方法をステップバイステップで解説します。

「Make: Technology on Your Time Volume 01」(O'REILY Online Catalog)

というわけで、イメージとしてはIT蔓延後の「大人の科学」なのかな。

とはいえ、創刊号でとりあげるプロジェクトが、

  • 凧にカメラをぶら下げて空中撮影を行う方法
  • ビデオデッキを改造して猫の給餌機を作る方法
  • 水道管で作るカメラスタビライザー

てのはどうなのかなあ。

既刊の『Make』では、もっと面白い記事があったような気がするんだけど。

てゆうか、ラジコンヘリコプターに中国から購入した小型ビデオカメラを搭載して、上空から操縦している自分を撮影し、大喜びしているプログラミング系著者、なんてのが知り合いにいるので、あまりこう、そそられない感じがしちゃって、本当にどうもゴメンナサイ。

コラムとかインタビューは面白そうなんだけどね。

『ローリングストーン』日本版

「全米で最も権威がある音楽雑誌」と言われる『ローリングストーン』の日本語版が来年3月に創刊される。

今春、家族愛をテーマにした男性誌『OCEANS(オーシャンズ)』の立ち上げに成功して話題を呼んだ、インターナショナル・ラグジュアリー・メディア(東京都新宿区)が版権を獲得した。

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主な記事は米国版を翻訳し、日本独自の企画としてファッション情報も合わせる。「現在、日本では音楽専門誌とファッション誌を組み合わせた雑誌はほとんどない。一方で日本の若者の関心は、音楽とファッションが中心となっている」(ラグジュアリー・メディア)と考えたためだ。価格は500円としたい考え。

「全米一の音楽雑誌「ローリングストーン」 日本語版、来春創刊」(FujiSankei Business i.)

読者層としては、40~50代が翻訳音楽記事を読み、20~30代がファッション系記事を読む、ということになりそうな気がする(30代はどっちもありかな)。

ついこないだまで「洋楽の売れ行きが不振で……」とか言われていたにもかかわらず、洋楽中心の音楽誌が出てくるということは、“不振”は去ったということか。個人的には日本の音楽をきちんと評価/紹介できるライターが育って、現状の“お友達ライター”が払拭されない限り、文字版音楽カルチャーは厳しいだろうなあ、とか思う。今はもう消費のための消費財だからね。

細野晴臣に言わせると、昭和45年生まれが、音楽を追いかけられる最後の世代だそうなので、そういう意味では末期症状に入り始めているはずだから、『ローリングストーン』誌もありなのかな、とか思ったり。

まあしかし「大久保マジックは、三度、通用するのかどうか」以外は、今のところ興味ないなあ。店頭に並んだらまた考えよう。

雑誌『invitation』が送られてきた件

なにやら重たい郵便物が到着したと思ったら、雑誌「Invitation」の8月号だった。

特集は「ゲド戦記」で、なつかしい(?) ぴあ の香りも漂わせたレイアウトで読ませる読ませる。といってもパラパラめくっただけだが。業務中でなければじっくり読んだだろうな。

人物写真の撮り方が、気恥ずかしくなるくらいに計算づくなのは、レイアウトがきっちり切られているせいだろうなあ、と思う。それが今となっては非常に新鮮で、ちょっとうらやましい。かつては、こういうあからさまなレイアウト主導の写真や誌面を見るとシロート臭を感じて、ちょっと敬遠気味だったのだけれど、じゃあ、いまレイアウト主導の誌面をそれっぽく見せずに作れといわれたら、というかこういうカテゴリの誌面レイアウトをふつうに作ったら、シロート以下の、自分でもびっくりするくらいデタラメなことになるだろうな。

ヒトってのは、続けていないとダメになることの、なんと多いことか。

それにしても、なぜこれがおれ(というか編集部のおれ)宛に送られてきたんだろう。編集部に知り合いはいないのだけれど。名刺交換した人はひとりいるけど、それもほぼ1年以上前の話だし。

世界は相変わらずナゾに満ちている。

デザイン関連雑誌を手にした件

「プロが教えるCSS表示チェックマニュアル」という特集にひかれて、書棚にあった雑誌「Web Designing」の7月号を読む。

特集自体は、編集の絶妙なさじ加減のせいか、欲しいネタはほとんどなかったのだけれど、6月29日に「+DESIGNING」という雑誌が創刊されていることを知る。創刊号のテーマは「文字」だそうで、これはもう買うしかないでしょ、という感じ。もっとも書店で手にとってやめる可能性も大なのだけれど。

ちなみに、雑誌広告には「+DESIGNINGと+DESIGNING Project」と題された小文が掲載されていて、いわく、

『+DESIGNING』はCreativity(創造性)とProductivity(生産性)という2つの
側面から現場のデザイナーに役立つ情報を提供します。そして書籍、Web、セミナー、
イベントなどさまざまなチャネルにより、複合的なサポートを実現します。それが
+DESIGNING Projectです。

とあって、出版社の生き残り戦略というのはどこも似たようなものなのだなあ、と唸る。なんで唸る必要があるんだか、よくわからないのだけれど。

Web Designing (ウェブデザイニング) 2006年 07月号 [雑誌]

毎日コミュニケーションズ (2006/06/17)
+DESIGNING Vol.1
+DESIGNING Vol.1
posted with amazlet on 06.07.05

毎日コミュニケーションズ (2006/06)

高級ニッチ指向雑誌について

超富裕層向け男性総合誌が26日、大手出版社から創刊された。その名も「Lapita・Premium」(ラピタ・プレミアム、小学館)。高級趣味雑誌「Lapita」がさらに贅(ぜい)を極め、年収3000万円以上の読者をターゲットに隔月で発行していく。1部1500円(税込み)。書店置きをせず、小学館側から委託された全国109カ所の公認会計士や税理士が、顧客に直接手渡しするという。

「真の“セレブ雑誌”登場 狙いは「年収3000万円超」の男性」(Sankei Web/生活・文化)

「公認会計士や税理士が、顧客に直接手渡し」というあたりが、スノッブの下心をくすぐるのだろうなあ。一部1500円で発行部数は1万部ってことは(頭の中でソロバンを弾いてみる。実際には弾けないけど)、……むー。

旅、食、ファッション、インテリア、住宅、資産活用など、世界中のさまざまな情報を満載していく。創刊号の特集では、3泊で120万円のマレーシアの最高級リゾート「パンコール・ラウ・エステート」を日本初公開。往復にプライベート・ジェット機を使うオプション(2700万円から)付きだ。中山編集長は「エクスクルーシブ(独占的、特権的)でなくては満足しない読者がターゲット。真の富裕層向けに比較できないほどの贅沢(ぜいたく)を提供したい」と話している。

たしかに「年収3億円超の読者」とか「ヨーロッパに城を2つ所有する読者」なんてのは富裕層だとは思うけど、そういう人たちって雑誌を読むのかね。

印象論で申し訳ないけど、彼らには彼らのネットワークがあって、

3泊で120万円のマレーシアの最高級リゾート「パンコール・ラウ・エステ
ート」を日本初公開。往復にプライベート・ジェット機を使うオプション(2
700万円から)付き

なんていうネタは、すでに共有されているのではないかというような気もする。

もちろん、そういう強固なネットワークを持たない、いわば成金なヒトには最適だと思うけど。そこから中山清美編集長のコトバ、

高級品の広告を見るだけで買わない読者だったのではないか。マーケティング
のズレを矯正するメディアを作りたかった

を読むと、機能しない広告獲得部隊と他者に倣えという経営部隊のハザマで苦悩(あるいは懊悩)という感じがしなくもなく。

♪えいびーろぉどで行ってーきまーす

リクルートは23日、海外旅行情報誌「エイビーロード」を10月号で休刊すると明らかにした。インターネットサイト「エイビーロード・ネット」で同じ情報を提供していることから、広告掲載をサイトに切り替える旅行会社も増えているため。最盛期の94年は月38万部を発行したが、今年3月は11万部に落ち込んだ。

<エイビーロード>10月号で休刊 リクルート」(Yahoo! News/毎日新聞)

若いころは旅行なんか夢のまた夢だったし、ようやく海外出稼ぎに行けるようになった昨今はWebで飯場を探せばいいので、「エイビーロード」は使ったことがない。というわけで感慨も何もないのだけれど、「11万部に落ち込んだ」で廃刊て。

まあ、あれに関わっている人員のコストを考えれば、そんなものかもしれない。というか、その人材をキープしたままWebに注力したほうが「エイビーロード」よりも収益は上がるわね。モデルとしてはKAKAKU.COMみたいな感じか。

その採算分岐点が11万部というよりも、たぶんWeb展開のめどが立った(システムを変えたとか旅行代理店やエアと握ったとかより広範な情報網の再組織化が終了したとか)ということなんだろうな。もっとも現状のWebですでに(たとえば海外であれば)エアの手配から宿の手配まで完結するので、完全撤収ということも考えられるけど。

紙にして店頭に並べるまでの手間と情報の鮮度を考えると、ホント馬鹿馬鹿しいしねえ。

さて、じゃあ、おのれはどうするんだ、ちう話ですよ。えぇ。

縮小は粛々と進んでいる件

アスキーは、「UNIX MAGAZINE」をWebメディア+季刊発行誌に変更すると発表した。

月刊誌としての最終号は3/18売(4月号)となり、6月/9月/12月/3月発売の季刊となる。

Webコンテンツの展開開始時期は現時点では未定。

「アスキー 「UNIX MAGAZINE」刊行形態変更」(IT mediatank)

んー。首の皮一枚、といった感じかなあ。「BSDマガジン」を思い出させて、思わず萎える。いやしかし、総崩れですな。

『室内』休刊

友人からのメール。

本日 弊社に編集兼発行人 山本伊吾氏名で雑誌「室内」の休刊のしらせが届きました。
この3月号をもっての休刊とのこと。いったいどうなってしまった?
来年度の媒体計画のために年間見積りを依頼しようとしていた矢先ですが。
昭和30年代「木工界」のころからの広告掲載雑誌の突然のしらせにびっくりしています。

ついに『室内』もか……。

これはもうホントにダメかもしれんね。

Cマガジンが休刊するらしい件

ソフトバンク クリエイティブは、定期刊行雑誌を減らし、デジタルコンテンツを中心に据えた施策方針が顕著となっているが、ここに来て、さらなる削減が発表された。

今回は、月刊誌「パソコン購入ガイド」「 C MAGAZINE 」が3月売で休刊。

隔月誌「ケータイBEST」が3/15売以降 不定期刊化。

創刊準備号を2回刊行した「ねっため」の創刊中止が発表されている。

「ソフトバンク クリエイティブ さらに定期刊行雑誌を削減」(IT media tank:http://www.fx-it.com/kihon/top.html)

「Cマガジン」が3月売りで休刊ですか……。うーむ。

新しい雑誌が創刊される件

楽天が出版事業に進出する。第1弾として、サッカーを切り口として世界の音楽や映画などにも焦点を当てる月刊誌「STAR soccer」を創刊する。

STAR soccerでは、選手とアーティストの対談や、サッカーチームが人々の生活に根付いている都市のガイド、ファッションなどを誌面に反映。競技情報を中心に構成された既存のサッカー雑誌との差別化を狙う。

「楽天、ネットと出版を融合した月刊誌「STAR soccer」を創刊」(INTERNET Watch)

うーむ。これはどんなもんなのかなあ。趣味が多様化したことを受けて“ワンパッケージメディア”が“ワンテーマメディア”へと進路を変えてゆく中で、サッカーを切り口に音楽/映画/ファッション/都市情報か……。

まあ中途半端なワンテーマメディアよりはアリだとは思うけれど、サッカーファンってこんなふうにバカにされても怒らないのかな。フーリガンがいたら火をつけてると思うんだけど。

ちなみに発行部数は約10万部で価格は690円。

三木谷社長は、「サッカーは世界各国の文化に根付いているスポーツ。STAR soccerでは、試合結果だけでなく、文化とサッカーがどのように結びついているのかを掘り下げており、非常に濃い内容になっている。雑誌とネットがどのように共鳴していくのかも興味深い」と期待を示した。

鹿野編集長は、「創刊号では、英国の人気バンド『オアシス』のインタビュー記事が掲載されているが、ロッキング・オン・ジャパンの編集長を務めていた頃に培ったコネクションを誌面作りに活かしたい。また、STAR soccerを多角的なメディアとして進めるために、ネットの読者の声を反映していく」と意欲を語った。

……。いやまあ、楽しみにしております。

IPv6アプリケーション

IPv6なヒト(どんなヒトだ?)はこぞって応募しる。やり直したいヒトも応募しる。

でも商品がちっとしょぼい気が。

IPネットワーキングを社会やビジネスに生かすためのアイディアを求めています。IPv6普及・高度化推進協議会が開催しているIPv6アプリコンテスト2004のメディアスポンサーとして、IPv6styleではアイディア部門へのエントリーを大募集! IPv6style経由でIPv6アプリコンテストに応募し、コンテストに受賞できなかった人全員から抽選で、ソニーのHDDオーディオプレーヤー「ネットワークウォークマンNW-HD1」とパナソニックコミュニケーションズのネットワークカメラ「BB-HCM311」をプレゼント!

応募期間は2004年10月18日午後23時59分まで。急げ!

IPv6アプリコンテスト連動プレゼント企画(IPv6style)

[追記]

こちらのほうがリンク先としては正しいような気がする。

てゆうか、これ、締め切りすぎてないか?

路上カラオケ

チューブの「シーズン・イン・ザ・サン」が荒木町にこだましている。微妙にエコーがかかっているとこから想像するにカラオケでいい気持ちふうなのだが、オケは聞こえない。まさにカラオケだ。どうなっておるのか。

新宿関連の話題

  • 2丁目関係

月刊 『薔薇族』は9月21日発売の11月号(382号)を持ちまして廃刊となりました。 永らくご愛読、ご支援いただきましたみなさまに心から厚く御礼申し上げます。

月刊薔薇族ホームページ
  • 駅ビル関係

【書店短信】新宿駅ビル店、閉店へ/山下書店(3面)

本誌ヘッドラインバックナンバー 9月30日号(新文化 - 出版業界紙 -)

世界はエロと誤解と笑いの海に浮かんでいる

局所的にウケまくっているNIKITAよりanan9月29日発売号か。id:erohenさんの9月30日分のエントリを読む限り、ネーミングで笑わせるNIKITAよりは、ハゼを3枚におろすのに青龍刀を使用するかのごときバカまじめなananのほうがワタクシのツボなのだ。

コンビニとかで小口を留められていないことを切に願いつつ。

MSDN online

あー、9月7日からRSSで配信を開始していたのね。本国サイトに比べるとまだまだ粗いけど、これはすごくありがたい。

不具合

dotNETマガジン10月号に添付した「Visual Studio 2005日本語β1」に、制作上の手違いでインストールができない不具合が発生し、その対応に追われる。

まいった。

とりあえず、dotNETマガジンのWebページに対応方法を掲載したので詳細はそちらをご覧ください。

[追記]

購読者向け修正版DVD配布受付を開始いたしました。

IPv6マガジン休刊

皆様にご愛読いただいてまいりましたIPv6 magazineは、諸般の事情により、8月18日発行のNo.10を持ちまして、休刊とさせていただくことになりました。しかしながら、並行して運営しておりますIP4/IPv6でアクセス可能な日英2ヶ国語によるIPv6関連情報Webサイト、IPv6styleにつきましては、IPv6 magazineオンライン版としての役割も持たせ、今後もますます充実した記事を提供していく所存です。

ぜひIPv6styleをご愛顧いただけますようお願い申し上げます。

株式会社インプレス IPv6 magazine編集長 三木 泉

IPv6 magazine休刊のお知らせ

うーん。オンラインに移行して紙メディアからは撤収ということか。XMLと同じで、この類のジャンルは厳しいよなあ。

角川から雑誌が創刊される件

  • 野生時代=http://www.kadokawa.co.jp/sp/200310-02/index.html

うひゃー。驚愕。デッドマンⅡさんKU。

女性読者層をメインターゲットにプチ物語の復権を狙う、という感じかな。

片岡義男の「すべては最後の一行を書くために」が象徴的。作者は“最後の一行”に向けて書くが、読者の最後の一行に向けるベクトルは年々弱っているわけなんだけどねえ。

で、同じ角川書店の「ウォーカーキッズ」は無期休刊か?

次号のお知らせ

今後の刊行予定は未定となっております。

発行が決定次第、当サイト、弊社刊行物にて告知を行う予定です。

ご愛読いただいておりました読者の皆様には 大変ご迷惑をおかけしまして、申し訳ございません。

「ウォーカーキッズ」次号のお知らせ(web KADOKAWA)

MSDN Magazine10月号

そういや、MSDN magazineの10月号(october 2003 vol18 no10)に、『Blogging~Design Your Own Weblog Application from Scratch Using ASP.NET, JavaScript, and OLE DB~』という記事が掲載されている。

言語はVB.NETなんだよね。なんというか、ザマーミロ! という感じ(笑)。

ちなみに著者はMarco Bellinasoで、記事の成果は彼のWeblogで確認できる。

創刊した雑誌

  • ku:nel=http://kunel.magazine.co.jp/
発行元:マガジンハウス
発行日:隔月刊
定価:680円(本体価格:648円)

2002年4月1日にananの別冊で登場。特集は『ここから始まる私の生活』。

2002年10月10日、2003年4月と号を重ね、4号目でめでたく一本立ち。

売れているのか、3号目を除いてwebでは品切れ状態です。

見かけたら買っとくといいかも。私は買いませんが。

角川春樹の女性誌

「BLENDA」

発行元:角川春樹事務所
発行日:毎月7日
定価:500円

POPTEENの増刊号から独立。本誌POPTEENの“お姉さんマガジン”なんだそうですが、実は角川春樹事務所のサイトにもPOPTEEN公式サイトにも見当たらず、ようやくPOPTEENの公式サイトのニュースのページからカレンダーをたぐって見つけることができました。

「9月6日土曜日:BLENDA10月号(月刊化)創刊号」

と書いてあるんですが、ちょっと寂しい船出な感じ。

やんちゃな妹はおねいさんなんか無視無視ってところでしょうか。

がんばれ!

創刊された雑誌

Chocolat sienne*【ショコラジェンヌ】

企画・発行:伊藤忠商事/枻(えい)出版社
発売元:枻(えい)出版社
想定読者:35歳を中心にした前後6歳の有職婦人(消費活動の盛んな女性)
発行部数:20万部予定(実売)
販売場所:全国書店、営団地下鉄駅売店、ファミリーマート
関連媒体:ショコラジェンヌ通信(メルマガ) 月2回発行
発行エリア:全国
発行日:季刊(9月、12月、3月、6月の各1日の予定)
体裁:B5変形(231×172mm天地×左右)無線とじ、148ページ(オールカラー)
定価:300円(税込み)

非出版社の伊藤忠商事が企画・編集する通販雑誌です。創刊号の表紙は藤原紀香。「35歳を中心にした前後6歳の有職婦人(消費活動の盛んな女性)」には有効なのだろうか?

ちなみに編集長ほかのクレジットはどこを探しても見当たりませんでした(つか、奥付見ればいいんだけどね)。異色だなあ。

ちなみに、ここで取り上げられている商品はファミマドットコムでもオーダー可能になっています。

ファミマ・ドット・コムは本年7月に枻(えい)出版社が発行した『別冊Lightning』の中でヴィンテージスニーカーの通信販売も行っており、出版社とは今回の『Chocolat sienne*[ショコラジェンヌ]』で2度目の取組みとなります。今後は提携先を増やし、雑誌の持つ媒体力とファミマ・ドット・コムの提供する受注チャネルを連動することにより、読者へのサービスを高め、より多くの顧客を獲得していくことを実現してまいります。

ファミリーマートのリリース

というわけで、2冊目の紙メディアの販路を押さえたわけですね。でも年4回の発行だしなあ。おそらく“大人買い”もできないだろうし(って、ターゲットゾーンは大人買いしないだろ)。