会社の近所で暮らすことについて

同じ社内のヒッチハイカーが、会社近辺に住居を移すという。

まぁ、他人様のことなのでどうでもいいのだが、通勤時間が徒歩5分ってのは、どうなんだろう。

半径5メートル四方に生息している人々の多くが、会社(それも自分のデスク)を自宅としてしまいがちであることを日々憂えてるITヒッチハイカーとしては、できれば電車なり自転車なりの交通手段を使用した通勤をお勧めしたい(ただし車やバイク、自家用ジェット/ヘリコプターなどの移動手段は除く)。

面倒くさいので詳説ははぶき単純に結論だけ言うが、物理的な移動を伴わない、あるいは移動距離が極度に短縮されると、太る。肉体的にも精神的にも。

肉体的に“太る”のは、見ればわかるのだけれど、やっかいなのは精神的に“太る”ことだ。正確にはこれは太るのではなく、ちょうど精神を紙やすりで磨き、磨き出された粉を精神に、まるごと・漏れなく・ひとつ残さず・完全にくっつけたような感じになる。総量としては変わらないが形態が粉っぽくなるとでも言うべきか。

まあ、気の持ちようかもしれないけれど、その持ち方がわからない方に限って、会社で寝泊りするくらいなら近所に引っ越そう、などと考えてしまうのである。あるヒッチハイカーはそれで失敗し、最後は窓ガラスをぶち破って7階から別世界にダイブしていった。また、別のヒッチハイカーは虚空に向かって親指を突き上げたまま冷たくなっていた。こうなると、車が来ても乗り込めない。

ITヒッチハイカーはしばしば時間と距離の感覚を見失うが、それは命取りになりかねないので注意が必要である。

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