新大久保のイシモリイベントスペースで藤原大輔のトリオライブに行く。
井野信義のベースに鳥山健明のドラムスで、今回は完全にフリー。おそらく最後の一曲はテーマとか構造があると思うんだけど、なんだかわからなかった。しくしくしく。
今回のライブで一番感動的だったのは、実は鳥山健明のドラム。キックとスネア、タムとフロアタムに、トップとサイドのシンバル、あとハイハットだけという、シンプルなセッティングなんだけど、ありとあらゆる表情の音が出てくる。とくにスネアの音は凛として美しく、そのうえアーティキュレイションがすさまじい。叩いたら叩きっぱなしのロックやポップス(もちろんR&BやSoulも含めて)とは異なり、「ターン」のときもあれば「タ」のときもあるし「トン」のときや「スト」ときもある。ありとあらゆる表情を叩き出すのだ。
イヤもうホントに、リズムアーティストという感じ。
ベースもドラムスもサックスも対等に音を出していて、そこには衒いも迷いもなにもない。ただただ音があって、誰かが話題を持ち出すと、それにあわせて話が進む。喫茶店でパーソナルな話をしてる感じが狭くないホールに静かに満ちてゆく。
いい時間を過ごさせていただきました。