ちょっといろいろございまして、『NINTENDO DS lite』を購入いたしました。
「べ、別にゲームしたくて買ったわけじゃないんだからね!」
などと書くと、本音は“ゲームしたい”ということになるわけですが、実際、ゲームをしようとはビタイチ考えておりません。ソフトも買う予定は一切ございませんし。
んじゃー、なにをするのかというと、「KORG DS-10」でございます。
「なんだそら」という方は、まずは以下のサイトをご覧あれ。
見ましたか? 見ましたね? 見たという前提でお話を進めます(まあ、見てなくてもいいんですが)。
というわけで、まだ発売すらされていない、このDS-10をいじり倒したい、というそれだけの理由で、なにはともあれDSを購入したわけでございます。
もちろん、いわゆる音楽ソフトであれば「KORG DS-10」より数段上、というよりプロユースの製品がごろごろあって、シノギを削っているわけではありまして、本気でDTM(Desk Top Music)に手を出そうというのであれば、そっちに目を向けるべきだと思っております。
あたくしはDTMにはこれっぱかしも魅力を感じていない、なにはともあれメンバー集めて、
「せーのー」グガングガンダパトトンッ!
というような“ライブのヒト”であり、音楽は生音出してナンボだと考えておりますゆえ、スルーするのが本来のあり方のような気もいたしますが、ちょっと待てと。しばし待たれよと呼ぶ声のする。
TR-808というリズムマシンを覚えておいでですか? YMO大好きな方ならご存知かと思いますが、このTR-808のリリースってのは、とんでもない出来事だったわけです。もちろんYMOが使っていたことで一躍有名になるわけですけど、なにしろ「ドラムの音源を使い、自分の指先でリズムパターンを組み立てられる」。これはすなわち「巨大なシステムを使わなくてもYMOっぽいことができる」ということであり、しかも当のYMOもそれを使っているということは、推奨製品であることにほかならないわけで。
まあ、値段が15万(当時)だったこともあって、田舎の高校生には高嶺の花。それでもTR-808の廉価版としてリリースされたTR-606をとりあえず手に入れて、TEACの8トラックテープレコーダーを使い倒しておりました。こーゆう経験をされた方は、まだまだ死ぬほどいらっしゃると思いますがね。
で、そのTR-808に似たコーフンが、このDS-10にはあるんですよ。
そりゃ、TR-808に搭載されていたドラム音源は、その後のLinnDrumによって劇的に向上していくわけですし、リズムの解像度やエンベロープやエフェクトだの、いまや機能は死ぬほど搭載されてるわけです。
にもかかわらずですね、やっぱりTR-808のチープな音は、アタマだかミゾオチだかヒザだか知りませんけど、相変わらず刺激するんですよ。こちらからの一方的な思い入れだということはわかっているんですがね。
そのコーフン(というかワクワク感)が、なんとなくDS-10からも漂ってくる。ハイエンドに持っていかない。あくまでもチープなところに留まりつつ、なおかつ楽しむのに必要な機能は質も含めて充実している。
“贅沢”を目指せばキリがないことをわきまえて、“あの頃のドキドキ”をきちんと継承した製品という感じが、なんというか、もう、たまらないわけで。
とかいいつつ、飽きっぽいおれのコトなので、入手して3週間後には「やっぱりダメ」とか言ってそうな気がしなくもないですけどね。
ともあれ、7月24日の発売日が、いまからもう楽しみでしょうがありません。オコチャマでどうもすみません。